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サッカー フットサル コラム 2020年8月18日

「下克上」は見られなかったが若手の活躍は楽しめたルヴァンカップ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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やや気の早い話だが、このままで行けば川崎がリーグ戦とルヴァンカップの二冠を制することも十分に予想できる。そして、今シーズンの天皇杯ではJ1からは上位2チームしか参加できず、準決勝と決勝を勝ち抜けば優勝となるので「川崎の三冠」の可能性すら見えてきたような気もする。

せっかく、今シーズンは「降格なし」という特別ルールで行われているのだ。カップ戦では下位チームの果敢な(ギャンブル的な)挑戦を見てみたかった。

ただ、湘南ベルマーレには右サイドをスピードで突破する畑大雅や最終ラインで対人の強さとロングフィードの正確性を持った石原広教といった若手(ともに21歳)がルヴァンカップで経験を積んだ。畑は、スペースを消されてしまうと何もできなくなってしまうが、自分の持ち味の発揮の仕方を覚えれば面白い存在になるだろう。左サイドの20歳、鈴木冬一と両サイドで若手が暴れ回ったら、このチームの大きな魅力となるかもしれない(石原と鈴木は、第3節はベンチ外)。

劣勢の時間が多い中で、2点を取ったガンバ大阪の唐山翔自も大注目。何よりも、相手守備陣の裏への飛び出しのタイミングを見極める能力が素晴らしい選手だ。いずれは、J1の舞台でも活躍するに違いない。
「下克上」は見られなかったものの、ルヴァンカップの見どころの一つ、若手の活躍は十分に見られた第3節。一発勝負となる今シーズンのプライムステージも目が離せない。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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