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サッカー フットサル コラム 2020年7月27日

【トップ6総括:アーセナル】変革に向けた心地よい兆し

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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いずれにせよ、選手の健康管理は来シーズン以降の大きなテーマである。エクトル・ベジェリンとキーラン・ティアニーがシーズンの7~8割に出場していれば、ヨーロッパリーグ行きのチケットだけはすでに獲得していたと考えられる。

それでも、ピエール・エメリク=オーバメヤンは22ゴールをゲットした。ブカヨ・サカ、ジョー・ウィロック、ガブリエル・マルチネッリなど、次代を担う若手が次々と頭角を現している。レアル・マドリーからのローン移籍が延長される公算が大きいダニ・セバージョス(マンチェスター・シティが興味津々とも……)は、試合経験を重ねるに連れてプレミアリーグのリズムにフィットしてきた。そして……。

「親身になって世話してくれる」(マルチネッリ)
「アドバイスが的確で、目から鱗が落ちるようだ」(サカ)
「毎日がすてきな勉強」(ティアニー)

多くの選手がアルテタに対する信頼を口にした。この良好な関係は、王者リヴァプールに相通じるものがある。

ブライトン戦の暴言をきっかけに、マッテオ・グェンドゥージはアルテタから遠ざかったものの、2020-21シーズン以降の体制は微速だが整いつつある。FAカップ準決勝でマンチェスター・シティを、プレミアリーグ36節でリヴァプールを破った事実は、成長の証といって差し支えない。

レジェンドのデニス・ベルカンプも、「変革に向けた心地よい兆しが感じ取れる」と満足そうだった。あとはフロントが、どの程度アルテタをサポートできるか、である。


【筆者注】今回から6回にわたり、プレミアリーグのトップ6を “好意的” に総括します。次回はトッテナムを予定しています。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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