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サッカー フットサル コラム 2020年7月7日

「5人交代制」によって変わったJリーグ。またまた起こった、3対0からの大逆転劇!

後藤健生コラム by 後藤 健生
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一方、YS横浜の側から見れば常に相手の交代に対して後手、後手に回ってしまったのが逆転を許した原因であり、監督の采配能力の重要性も垣間見えた。

それにしても、5人の交代カードを使って次々とシステムや戦略が変化していく試合を見ているのは、大変に疲れるものだ。

普通の試合なら、前半の立ち上がりに両チームのシステムをチェックし、またこの試合での狙いを確認する作業を終えたら、後はゲームの流れや目覚ましい活躍をした選手あるいは精彩を欠いたプレーをした選手を確認したりしていればいい。

選手が交代しても、普通は大きなシステム変更などはないし、あったとしても各チーム1回くらいのものだ。

だが、交代枠が5人になり、各監督が早めに交代カードを使い、また2人、3人同時に交代させてシステムを変更するようなことが多くなった。そして、相手チームもそれに対応して、様々な変更を加えてくるのだ。

そうなると、システム変更や戦略の変更をいちいちチェックしてメモしなければならなくなる。ようやくチェックが完了したと思ったら、また2人同時交代などがあって、また両チームの並びなどを確認する作業が必要となる……。

というわけで、交代枠が5人に増えたおかげで記者席での作業がやたらと増えてしまったようなのだ。

今シーズンは、この「5人交代制」による両監督のカードの切り方が大きな楽しみの一つになりそうである。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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