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サッカー フットサル コラム 2020年6月17日

今季Jリーグの見所は「ジャイキリ」?下位チームの思い切った戦略が勝負を面白くする

後藤健生コラム by 後藤 健生
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だが、そうした周囲の環境が近代化されてから発足した日本のプロ・リーグ=Jリーグでは、アウェーチームもそれほど引きこもった試合をするわけではない。むしろ、サポーターのことを気にせずに「守備を固めてカウンターを狙う」ことができる分だけ、アウェーチームがホームのビッグクラブを倒すことが多かった。

だから、Jリーグの場合、ドイツでのようにホーム・アドバンテージが失われるといった現象は生じないだろう。むしろ、サポーターがいなければ、ホームチームもカンター狙いを徹底できる分、ホームの勝率が上がるかもしれない。そもそも、順調に事態が進行すれば、7月4日に再開されるJ1リーグは3試合目からは、「5000人」という制限は設けられるものの、観客を入れて開催できるはずなのだ。

Jリーグの場合、試合内容や結果に最も大きな影響を及ぼすのは、何と言っても真夏の暑さと強行日程のはずだ(いや、ほぼすべてが夜間試合となるJリーグよりも、昼間の試合が多い他のカテゴリーのリーグ戦はもっと大きな影響がある)。

再開後の日程を見ると、J1リーグの場合、3週間に1回の割合でウィークデーの試合があり、J2では1週間置きにウィークデー開催がある。そして、その他にYBCルヴァンカップが決勝を含めて5試合組まれている。また、アジア・サッカー連盟(AFC)はACLを通常通りの試合数で開催するとしており、もしそれが実施されたとしたら、参加チームにとっては戦いを続けることが不可能な日程になってしまう。

しかも、再開当初に近隣クラブ同士のカードが組まれているということは、終盤に近付くと遠隔地同士の試合が増えることにもなり、どのクラブにとっても難しい日程となるのは間違いない。

そんな中で、一つ期待(?)できるのはいわゆる「ジャイアントキリング」が増えることだ。

もちろん、リーグ戦を通じての最終順位はビッグクラブが有利だろう。なにしろ、強行日程を乗り切るためにはターンオーバーをしながら戦う必要があるわけで、選手層の厚い、体力のあるクラブの方が普段のリーグ戦以上に有利になる。

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