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サッカー フットサル コラム 2020年6月5日

ベイルの移籍でトッテナムはなにを得たのだろうか

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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成功したのはエリクセンだけだ。UEFAが主催するヨーロッパの大会も含め、298試合・67ゴール・78アシスト。彼なくしてこんにちのトッテナムはありえない。

しかし、キリケシュとパウリーニョ、カプー、シャドリ、ソルダードはマウリシオ・ポチェッティーノ監督(当時)が好むハイライン・ハイプレスに適応できず、ただひとり残留しているラメラも負傷による戦線離脱が非常に多い。

マドリーから支払われたベイルの移籍金は8600万ポンド。日本円に換算すると当時のレートで約132億円にもなる。トッテナムの懐が潤ったとはいえ、現場に反映されたわけではなかった。

移籍の難しさを表す典型的な一例だ。ゲームプランも含めた監督との相性、選手(家族も含めた)の環境適応能力、クラブの受け入れ体制などなど、数多くの項目をチェックしなければならない。まして今後は新型コロナウイルスとの共存だ。医療体制の良し悪しも重要なポイントになるだろう。

なお、移籍情報サイト『transfer market news』によると、ベイルの市場価格は3200万ユーロ(約39億円)だそうだ。7年前に比べるとおよそ70%ダウン。コロナ禍で市場が大変動しているとはいえ、現実はかくも厳しい。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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