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サッカー フットサル コラム 2020年5月11日

リーグ戦再開後には余裕を持った日程を! 「秋春制」への暫定移行も検討すべきではないか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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サッカー・ルールを統括する「国際サッカー評議会」(IFAB)が、選手の交代枠を1試合3回から5回に拡大することを認める決定をした。2020年12月31日までの暫定措置で、実際に5人交代を認めるか否かは大会の規則によって決められる。

決定の目的は、新型コロナウイルス(Covid−19)対策。つまり、中断中の各国リーグ戦が再開された後に過密日程が予想されるからだ。

ヨーロッパではベルギー、オランダ、フランスが2019/20年シーズンの途中打ち切りを決めた一方、ドイツのブンデスリーガは5月16日から「無観客開催」という形で再開することが決まった。プレミアリーグなどは、おそらく7月以降に開催されることになりそうだ(アジアでは台湾や韓国でリーグ戦が再開)。

リーグ戦が再開されたとしても、次のシーズン(2020/21)の開幕を遅らせるわけにいかないから、かなりの強行日程で試合を消化せざるをえない。また、ヨーロッパでは、本来ならシーズンオフとなる暑い夏にリーグ戦が行われることになる。

つまり、「夏場の強行日程」を考慮して交代枠を拡大するというのが今回のIFABの決定の意図なのだ。

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日本では、政府による緊急事態宣言が5月31日まで延長され、Jリーグ再開の見通しは立っていない。おそらく、最初は無観客での開催となるだろう。また、緊急事態宣言が解除された県から先行して再開するなど、様々な対応が予想される。

いずれにしても、Jリーグの再開は最短でも6月下旬だろう。

なにしろ、リーグ戦の中断から2か月半が経過したのだ。緊急事態宣言後はクラブとしてトレーニングもできないでいるのだから、選手のコンディションはかなり落ちているだろう。トレーニングでコンディションをフィジカル、メンタルの両面で戻し、また、チーム練習で試合勘を身に着けさせるためには、3週間くらいの準備が必要だろう。十分な準備をせずに再開すれば、負傷者が増える心配もある。

さらに、再開が6月下旬とか7月だとすれば、開幕(再開)してすぐに猛暑期に差し掛かることになる。そして、大会を成立させるために試合の75%以上を消化しようとすれば、夏場にも強行日程(=週2試合以上の連戦)も避けられない。なにしろ、秋から冬にかけては第2派、第3派の感染拡大が襲ってくる可能性もあるから、日程は早めに消化しておく必要もある。

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