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サッカー フットサル コラム 2020年4月26日

コロナウイルス禍のその先に……。新しい時代のスポーツイベントの在り方を考えよう

後藤健生コラム by 後藤 健生
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社会は、集中から分散に変わっていくのではないか。

1922(大正11)年に関東地方を襲った大地震(関東大震災)の後、東京では大きな被害を出した下町から、「より安全」とみなされた山の手に移り住む人が多くなり、人口の重心が西に移動した。それと同じように今回の新型コロナウイルス禍を経験したことによって、「大都市に集中して住む」という生活スタイルが見直されるようになっていくのではないだろうか。

人口が数百万から一千万に達するような大都市が誕生したのは、近世以降のことである。

経済が活性化し、諸国の物産が大都市に集中。同時に、低湿地帯や海面を埋め立て、上下水道を整備する土木技術の発展によるものだ。この流れが数世紀も続いた。

だが、大都市は病原体の感染に対しては脆弱だし、海溝型の大地震を考えても人口の集中は望ましいことではない。さらに、もし温暖化がこのまま続いたら、海岸沿いの低地に立地する大都市は海面の上昇によって存在できなくなる。

臨海部の大都市から内陸の多数の中小都市へ分散して住む……。これから、人類の暮らし方は大きく変化していくのだろう。

スポーツの在り方も変わってくるかもしれない。大都市の巨大スタジアムに数万人から10万人規模の観客を集めるスポーツイベントではいわゆる「3密」も生じやすい。それなら、より小規模で快適なスタジアムでイベントを行えばいいではないか。そうしたイベントを、今後さらに発展していく通信技術によって、テレ観戦する。それが21世紀のスポーツイベントの主流になっていくのかもしれない。

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