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サッカー フットサル コラム 2020年4月16日

外出自粛の中でも散歩でもして健康維持を!自宅周辺のスポーツ史跡の探索でもしてみてはいかが……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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選手団は西武池袋線の石神井公園駅のそばにあった昭和館という旅館に泊まって、ここから歩いてグラウンドに通っていた。山田によれば旅館内の選手たちの部屋を覗くと万年床だったそうだ。

現在、このグラウンドは区立の野球場になっている。今は、石神井池のすぐ南側の高台にあるのだが、この池が作られたのは1933年だったので、合宿が行われていた当時には池はまだなかった。記事には昭和館からは5、6分で畦道沿いに坂を上がった小高い丘にあったとある。

合宿の時の記念写真というのが、この記事とは別に残っている(『日本サッカーの歩み』所収)。その記念写真の背景には赤松の並木が映っているが、今でも丘の上に上ってみると当時と同じような枝ぶりの木々を見ることができる。その景色を確認することで、90年前の日本代表チームが汗を流した場所ということを実感できるのだ。

ちなみに、この大会では日本と中国の試合は3万人の大観衆を集めて行われ、3対3で引き分け、両者優勝という結果となった。

そのほか、私の自宅から徒歩圏内には第二次世界大戦前にプロ野球の試合が開催された井草球場跡など、いくつかのスポーツ史跡がある。皆さんのご近所にもそうしたスポーツ史跡を探してみてはいかがだろうか?

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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