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クラブの下部組織から育った選手としては元イタリア代表で、代表監督も務めたことのあるロベルト・ドナドーニが有名だ。そのほか、他のビッグクラブから若い選手をレンタルして育てるという例も多く、たとえばフィリッポ・インザーギが得点王となって、その名を輝かせたのもアタランタ時代のことだ。
さらに、マルチェロ・リッピ、チェーザレ・プランデッリなどの名監督たちが、若き日にセリエAでの経験を積んだのもこのクラブでのことだった。
ホームスタジアムである「アトレティ・アズーリ・ディターリア」(「イタリアの青きアスリートたち」の意)は1928年完成という古いスタジアムで、設備も老朽化しているが、このスタンドを埋めるアタランタのティフォージたちは、北イタリアでは最高の熱さを誇っている。
要するに、さまざまな意味で、他のクラブとは一味違うのが「アタランタ・ベルガマスカ」だった。
一日も早く、ヨーロッパが正常な状態に戻って、チャンピオンズリーグにおけるアタランタの冒険の続きが見られるようになってほしい。そうなれば、まさに感染症に対する勝利を祝うに相応しい出来事となるだろう。
台風や地震のような自然災害。そして、今回のような感染症。あるいは、戦争……。
そうした災厄に対して、スポーツなどは実に無力のものだ。「スポーツが人々に勇気を与える」というのも一面の真理ではあるが、ある意味ではスポーツ界の思い上がりのような気もする。
ただ、たとえばベルガモという街が災厄に見舞われている今、「アタランタ・ベルガマスカ・カルチョ」という魅力的なクラブが存在することは、世界の人々がその街を思う時の大きな縁(よすが)となるだろう。
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