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サッカー フットサル コラム 2020年3月13日

年間を通じて避けられないアップダウン。リヴァプールのCL敗退とコロナウイルスによる中断

後藤健生コラム by 後藤 健生
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いつのシーズンでも、年間を通じての戦い方のプランは監督たちの頭を悩ます難問なのだ。ところが、今シーズンはそこにさらに難しい事態が発生した。新型コロナウイルス(Covid−19)の感染拡大である。

日本では、2月21日にJリーグが開幕したが、第2節以降が延期となった。当初は3月18日に再開予定だったが、再開はさらに先延ばしとなり、その後の見通しもはっきりしない。「開幕ダッシュを決めよう」と考えていたチームにとっては大きな痛手だったろうし、たとえば新監督就任後に準備期間が足りずに苦戦を強いられていた鹿島アントラーズなどにとってはチーム作りを進める絶好のチャンスとなるはずだ。

シーズン終盤を迎えているヨーロッパの各国リーグも大きな影響を受けるだろう。

すでに、1万人を超える新型ウイルス感染者を出しているイタリアではセリエAの中断が決まった。イタリア以外でも、今後無観客開催を強いられる国も拡大するだろうし、セリエAに続いて中断を余儀なくされる国も出てくるはず。

そんな先の見えない中でも、チームをいつでも戦い続けられる態勢に置くことができるか。あるいはせっかくの中断期間をチーム状態好転のためのきかっけにすることができるかどうか。つまり、監督のマネージメント能力が問われるわけである。

チャンピオンズリーグ敗退が決まったリヴァプールのユルゲン・クロップ監督にとっても立て直しのチャンスではあるのだが、リーグ戦はすでに優勝が確実でカップ戦はすべて敗退とあっては、むしろモチベーションの維持に苦労することになりそうだ。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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