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サッカー フットサル コラム 2020年3月13日

中堅クラスが善戦健闘。降格圏でも漢の意地を見せた!

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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また、チェルシーは負傷者が多く、近ごろ好調のユナイテッドも残り9試合を全勝しても勝点69に留まる。トッテナムは勝点68が上限で、試合消化数がひとつ少ないアーセナルも全勝が条件だ。主力の負傷、新旧交代の狭間、監督とフロントの不手際など、さまざまな理由があるとはいえ、ビッグ6に含まれていた彼ら4チームの不振が、ボーダーラインの低下を招いたといって差し支えない。

さらに、中堅クラスの善戦健闘も目立った。グレアム・ポッター監督のブライトンは、試合中の陣形変化で強豪を苦しめている。DFベン・ミー、ジェイムズ・タルコウスキ、GKニック・ポープを擁するバーンリー守備陣はなかなか手ごわく、降格圏に喘ぐワトフォードもリヴァプール、ユナイテッドから3ポイントを獲得した。

そして最下位のノリッジですらシティを破り、トッテナムとアーセナルから貴重な1ポイントも奪っている。

3シーズン前、あのデイビッド・モイーズに率いられたサンダーランドはリヴァプールに引き分けただけで、残るトップランクとの一戦は全敗。チャンピオンシップに降格した。昨シーズン、プレミアリーグに残留できなかったフラムもビッグ6との対戦にはすべて敗れ、カーディフもほぼ無抵抗だった。

ノリッジとワトフォードは残留が厳しくなってきた。本稿執筆時点で15位のブライトンも、レスター、アーセナル、ユナイテッド、リヴァプール、シティとの対戦を残しているため、まだ安泰ではない。しかし、彼らはよく闘った。経済力、ネームヴァリューで劣りながら、上位との対戦でプロとしての、漢としての意地は見せてくれた。

新型コロナウイルスの感染拡大により、プレミアリーグもどのようなフィナーレを迎えるのか定かではないが、最終盤まで奮闘しつづけた彼らの努力が、いつの日か実を結ぶことを──。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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