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サッカー フットサル コラム 2020年3月10日

連敗を喫した女子代表。いまのままでも、そこそこ戦えるではあろうが……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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それに対して、イングランドは初戦のアメリカ戦からメンバーを変更したこともあってとくに前半はプレッシャーも甘く、日本は余裕をもってボールを扱うことができた。そうなれば、当然、日本はその特徴を発揮できる。

オリンピックが開かれる7月は日本選手にとってはシーズンの真っ盛りとなり、逆にヨーロッパ勢はオフ中の大会となる。蒸し暑さなど日本の気象状況にもヨーロッパ勢は苦しむこととなるだろう。それなら、日本はヨーロッパ勢とはなんとか互角に戦えそうだ。

オリンピックのサッカー競技では、多くのスポーツの中でサッカーというスポーツの地位を高めるためにも、男女ともにメダルを期待したい。とくに女子の場合は9年前のワールドカップ優勝の記憶もあるので一般のファンやメディアからの期待も大きくなるだろう。また、日本サッカー協会は2023年の女子ワールドカップ招致に向けて動いており、女子のプロリーグ化も計画中だ。そうしたプロジェクトを成功させるためにもオリンピックでのメダル獲得は大きな推進力となるはずだ。

ヨーロッパ勢と互角に戦えるとすれば(しかも、ヨーロッパにおける最強国のドイツやフランス、スペインは東京オリンピックには参加しない)、メダルの確率は半々程度と見ることができる。

ただ、メダルの確率を上げるには、あるいは決勝進出を目指すのなら、今のままでいいとは思えない。

日本チームの最大の問題点は決定力だ。

イングランド戦でも、日本が優位に進めた前半のうちに先制できていれば、結果は違ったものになったはずだし、昨年のワールドカップのラウンド16ではオランダ相手に攻撃を続けたものの2点目を奪えずに敗れてしまった。

日本の高倉麻子監督はワールドカップではなでしこリーグの得点王である田中美南をメンバーからはずし、横山久美を中心に戦った。今回の「シービリーブスカップ」ではスペイン戦では菅澤優衣香、イングランド絶対のストライカー候補はいない。

イングランド戦の田中はこれまでの代表戦の中ではベストのプレーだった。

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