人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2020年3月5日

Jリーグとプロ野球が共同で対処。試合再開の判断も自主的な判断によって進めてほしい

後藤健生コラム by 後藤 健生
  • Line

開幕(再開)がさらに遅れればスケジュール変更も余儀なくされる。東京オリンピック期間中にもJリーグを開催する必要が出てくるかもしれない。

一方で、もし3月18日に再開できれば日程調整はそれほど難しくないだろう。アジア・サッカー連盟(AFC)とFIFAは、すでに3月と6月に予定されているワールドカップ予選の延期を検討しており、おそらく今週中には延期が発表されるはず。代表ウィークにはJ1リーグは中断する予定になっていたが、代表の活動がなくなれば、この間にリーグ戦を行うことができる。

感染の危険度については、スタジアムの構造によっても違いがある。「換気のできない閉じた空間に多数の人が集まること」が危険なのだという。ドーム球場や開閉式屋根付きのスタジアムは閉じた空間だ。一方、開閉式屋根のないオープンなスタジアムであれば危険度は小さいはず。それなら、まずオープンなスタジアムでの試合を先行して再開することもできる。また、入場者数を制限して観客が密集しないようにしたり、ヴィッセル神戸の開幕戦のように声による応援を自粛したりすることもできる。

それぞれのスタジアム環境やその他の事情について詳しい当事者(各クラブ、各球団)がまず対策を検討し、それを持ち寄ってJリーグやNPBが決定を下すというのが本来のやり方であって、政府が一律に決めて命令を下すべき問題ではない(小中高校の休校についても、地方ごとの事情を勘案すべきであって、全国一律としたことには疑問を感じる)。

試合開催の中止あるいは無観客化に関しては政府の介入を待たずに自主的に判断できたJリーグとプロ野球機構。再開(開幕)についての判断に当たっても、しっかりと諸事情を勘案して自主的に決定してほしいものだ。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ