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サッカー フットサル コラム 2020年3月5日

Jリーグとプロ野球が共同で対処。試合再開の判断も自主的な判断によって進めてほしい

後藤健生コラム by 後藤 健生
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「スポーツは政治からは独立した存在」というのは一つの理念に過ぎない。欧米のスポーツ先進国や日本では、かつての東ヨーロッパの社会主義諸国や現在の中国などのように政権があからさまにスポーツに介入することはないが、それでもスポーツ界は政治の介入を拒否することはできない。オリンピックの開催に当たっては、数千億円の公的資金が投入されているのだ。

そんな中で、Jリーグが政府の介入を待たずに自ら試合の中止を決めたことには大きな意味がある。

Jリーグはさらにプロ野球(一般社団法人日本野球機構=NPB)と共同で「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設立。3月3日には専門家を招いて感染対策などについて協議。今後さらに試合開催の可否などについて協議を続けて、3月中旬をめどに意見書を取りまとめていく予定だという。

1992年にJリーグが発足して以来、プロ野球機構とJリーグはライバル関係にあっただけに、こうした協力は画期的なことだ。屋外のスタジアムで数万人規模の観衆を集めて行われるという共通項を持つ2つのプロスポーツがこの緊急事態に当たって共同で対処することになったというのは素晴らしいことだ。

今後の大きな課題は、中止(延期)となっている試合をいつから開催できるかという点だ。Jリーグは当初の発表通り3月18日に再開できるのか、そして、プロ野球は予定通り、3月20日に公式戦をスタートできるのか……。あるいは、無観客でもいいから早期に試合を行うのか、それとも、観客を入れられる状態になるまで再開(開幕)を先延ばしするのか……。

ウイルス感染の拡大が、いつ、どのような形で収束できるかはまったく予想できないが、さまざまな想定の下でいくつかのプランを作っておくべきだろう。

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