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サッカー フットサル コラム 2020年2月28日

スパイクの先がほんのわずか出ているだけでもオフサイド?

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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重箱の隅を楊枝でほじくるようなことは止め、VARのスタッフに元監督やプロ選手のキャリアを持つオーソリティを加えては、と提言していた。不満と疑念しかない現行のルールを改め、試合を円滑に進めるためにも、VARはいくつかの改善が必要だ。

さて、ルールを改正するのなら、交代枠に関しても議論すべきではないだろうか。インテンシティが高く、試合数も増加する一方のいま、3人では限界がある。中二~三日が続く日程になるとなおさらだ。枠を3人から4人に増やし、GKが負傷退場したときにかぎり、全カード投入後でも交代を認めるとか、選手を守るためのルール改正を考えなくてはならない。

また、怠慢なレフェリーが目立つプレミアリーグは体重や年齢を制限し、ミスジャッジが続いた場合には重いペナルティを科すなど、VARとともに生身のレフェリーをチェックする機関も設置すべきだ。腰まわりがタポタポしているジョナサン・モスやリー・メイスンは、世界最高峰を裁く技量、体力を有していない。

シーズン終了後、FIFAはオフサイド、VAR、シンビン制度(一時的退場処分)、試合数の上限などについて検討するという。ルール改正に異常なほど消極的な一派は、近代フットボールを理解していないのだろう。あなたがたが現役のときを基準に考えていると、議論は一向に進まない。試合を円滑に進め、選手を疲弊から守るためには、いまこそ一歩、大きく踏み込まなくてはならない。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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