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サッカー フットサル コラム 2020年2月26日

Jリーグの迅速な対応決定は評価すべきだ。政府の指示を待たずに、スポーツ界は自らの責任で決定すべきだ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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新型コロナウイルス(Covid-19)の感染は震源地の中国だけでなく、世界各地に広がっている。

ヨーロッパでも、イタリア北部のロンバルディア州やヴェネト州などで感染が拡大しており、イタリア政府の決定に従ってセリエAの試合の一部が延期される事態に至っている。日本でも東京マラソンで一般ランナーの不参加が決まったり、五輪前のプレ大会などを巡ってスポーツ界にも影響が出始めていた。

サッカー界ではAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の中国関係の試合日程が変更されていたし、その後韓国でも感染が急速に広がり、2月25日になって韓国で行われるACLのゲームが無観客で行われることが決まった。今後も日程変更の可能性はあるし、JリーグとACLの日程の再調整なども必要になるかもしれない。

さらに、3月に予定されていたU-23日本代表の強化試合の対戦相手である南アフリカ代表が来日中止の意向だという報道もあった。もしそれが事実なら日本サッカー協会は他の対戦相手をさがす必要があるが、試合開催まで1か月しか時間がないし、3月下旬の段階で新型コロナウイルスを巡る状況がどうなっているか明確ではないだけに、交渉は難しいだろう。もし試合が中止となれば、東京オリンピックを目指すU-23代表の強化スケジュールに支障をきたすこととなる。

そんな中で、Jリーグは2月26日になって3月15日までの全試合の延期を決定したのだ。

この判断が妥当かどうか……。それは難しい問題だ。

もし感染症が心配だから試合を中止するというのであれば、インフルエンザが流行する冬場には毎年すべてのイベントを中止すべきだろう。インフルエンザは新型コロナウイルスと違って、ワクチンも存在し、治療法も確立されているにもかかわらず、日本国内だけで毎年数千人の死者を出しているのだから、インフルエンザは新型コロナウイルスよりもさらに恐るべき感染症だと考えられる。

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