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サッカー フットサル コラム 2020年2月23日

今季Jリーグの“台風の目”候補は?柏、札幌、湘南の攻撃的サッカーに注目

後藤健生コラム by 後藤 健生
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試合開始時刻が近づく頃には柏レイソルの本拠地「三協フロンテア柏スタジアム」の上空に雲がかかり始め、朝から吹き荒れていた風も一層強まってきた(関東地方の“春一番”だったらしい)。そして、コイントスに勝った柏はサイドを入れ替えて風上側を選択した。

その強風が、J1リーグに昇格した柏レイソルを後押しした。

試合開始直後に北海道コンサドーレ札幌がいきなり決定機をつかんだ。左サイドの菅大輝がクロスを上げ、鈴木武蔵が狙ったが惜しくも枠をとらえることができなかったのだ。その後も札幌はいくつかチャンスをつかんだが、クロスが風に押し戻されてぴたりとは合わなかった。試合後にミハイロ・ペトロヴィッチ監督が言ったように、クロスボールを武器にするチームにとって風の影響は大きかったようだ。

一方、縦に速い攻めを意識する柏にとっては、背後からの風はまさに“追い風”だった。

13分に右サイドでのスローインから素早くつないで江坂任が決めてあっさりと先制すると、20分にはその江坂からのロングボールを追ったオルンガが飛び出してきた札幌のGK具聖潤(ク・ソンユン)をかわして追加点を決めた。

昨年のJ2リーグで優勝して1シーズンでのJ1復帰を果たした柏だが、J2最終節では京都サンガと対戦してなんと13対1という驚異的なスコアで大勝したことは記憶に新しい。その時にはオルンガが「何をしてもうまくいく」という状態でなんと8ゴールを決めたのだが、札幌戦はその時の試合の続きのような展開だった。

もっとも、札幌も攻撃の手を緩めず、公式記録によればシュート数は柏が24本、札幌が20本という攻め合いとなったのだが……。

J1に昇格した柏は、J2で戦った昨シーズン以上のチームに成長していた。なにしろ速いのだ。オルンガという純粋に走るスピードが速い選手がいるせいでもあるが、高い位置から積極的にボールを奪い、奪ったボールを早いタイミングで縦に走る前線の選手に付ける。攻から守への切り替えの速さも含めて、非常にアップテンポなサッカーをする。

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