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サッカー フットサル コラム 2020年2月10日

攻撃サッカーを標榜する両チームの激戦。派手な減の取り合いになったスーパーカップ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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だが、この試合は「公式戦」とはいえ、チームにとってはプレシーズンマッチの一つなのだ。まだ、チーム作りの途上にある今の段階で多少のミスが生じるのは仕方のないこと。むしろ、「ミスは今のうちにたくさんしておくべき」とさえ言える。

むしろ、そうしたミスのおかげで点のたくさん入る試合となり、攻撃的サッカーを志向する両チームにとっては、それこそ「最高の広告」となったわけだ。

もちろん、得点はミス絡みだけではなかった。

横浜の3得点はそれぞれ違った形によるものだった。1点目は、サイドバックがインナーとしてプレーするこのチームの特徴そのままに、ティーラトンがのマルコス・ジュニオールに付けたボールから始まり、人数をかけた厚みのある攻撃によるもの。2点目は、遠藤渓太のクイックスローからエリキがつないだもの。3点目は仲川輝人の大きなサイドチェンジを遠藤が折り返すスケール感のあるもの。その他にも、横浜らしい攻撃の形が見える場面が何度もあった。右の松原健、左のティーラトンという両サイドバックが繰り出す相手の裏を突くスルーパスは昨年を上回る精度だった。

一方の神戸の方は、試合全体としては劣勢だったものの、高い位置でのプレッシングによって横浜のDFやGKの間のパス交換にミスを誘って3点を奪った。そして、圧巻だったのは、このチームの看板であるアンドレス・イニエスタのプレーだ。

神戸の先制ゴールはイニエスタがドリブルしながら2人のDFの間を通してドウグラスに通した絶妙のスルーパスによるものだったし、49分に左サイドからピンポイントで逆サイドを駆け上がった山口に合わせたロングパスも見事だった。その直前には、タイミングを計ったショートパスで古橋を使い、その戻ってきたボールをいきなり逆サイドに振ったあたりはつねにピッチ全体を見ている彼の眼に驚かされた。

まあ、イニエスタがあれくらいのパスを出すのは当たり前のことかもしれないが、神戸に入団してから本来のイニエスタらしいプレーができない時期も多かったが、今シーズンは開幕と同時に絶好調のイニエスタが見られるのかもしれない。

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