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サッカー フットサル コラム 2020年1月8日

強化のための絶好の機会。本番へ向けて第一歩を踏み出すU-23日本代表

後藤健生コラム by 後藤 健生
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日本チームにとっては、対戦相手以外にも難しい条件がある。

まず、1月は日本のサッカー界はシーズンオフだということ。昔から、日本代表はこの時期の大会では良いパフォーマンスを発揮できないことが多かった。一方の中東勢にとっては、今がシーズンの真っ盛りで、チーム状態は明らかに中東勢が上だろう。

さらに、1月のバンコクは最高気温が35度ほどの猛暑の連続。しかも、乾季のために雨はほとんど降らない。こうした乾燥した高温という状態は中東勢にとって有利な気象条件と言えよう。そんな中で、オリンピック出場権を目指すサウジアラビア、カタールなどはかなり激しいプレーを仕掛けてくることだろう。

ただ、森保監督にとっては1月に国際試合を迎えるのは今年で3年連続だ(2018年には前回のAFC・U-23選手権。2019年にはアジアカップがあった)。そうした経験もあるし、さらに今回は暑熱対策の専門家も同行してデータを取り上げながらの周到な準備も行われている。約1週間の現地での直前合宿でどこまでコンディションを上げられるかが最初の見どころだろう。

目標は「オリンピック出場権獲得」を意味する3位以上か。そして、対戦相手の厳しさもあるものの、やはりグループリーグ突破は最低限のノルマのようなもの。それにすら失敗したら、今度こそ本気で監督交代も考慮すべきだろう。

暑さの中の連戦を乗り切るためのマネージメントを行い、相手によって戦い方を変えるなどゲーム戦術を駆使して勝利を目指すことが、実戦的なチーム作りにつながるはずだ。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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