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サッカー フットサル コラム 2019年11月6日

U17日本代表、無失点で首位通過!安定度抜群の戦いぶりを見せる日本チーム

後藤健生コラム by 後藤 健生
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これまでの2試合でも素晴らしいプレーを見せていた西川だが、ゴール前ではファーストタッチが大きくなってしまうといったテクニカルなミスが多く、得点はオランダ戦のPKだけで焦りも感じられたが、この技術力を見せつけるようなゴールが生まれたことで、これからの西川はゴール前で落ち着いてプレーできるようになるはずだ。

いずれにしても、日本の戦いぶりは非常にロジカルなものだった。17歳以下のチームとしては、考えられないような完成度の高いチームと言っていいだろう。

たとえば、グループAを全勝で勝ち抜いたブラジル代表などは、テクニックのレベルなどはたしかに高いが、まだまだ“子供のサッカー”的な部分が多く見て取れる。

それに引き換え、日本ははるかに大人のサッカーをしている。これは、5月にポーランド開催されたU20ワールドカップの時にも感じた印象だ。最近の日本の若い世代の選手は実に試合運びがうまいのだ。

そして、かつては日本の弱点と言われたセンターバックやゴールキーパー。あるいは、FWなども今では世界と比べてもまったく遜色ないプレーができるようになっている。

こうして首位通過を果たした日本。もし2位通過だった場合は、スペインとアルゼンチンが入ったグループEの首位との対戦となるところだったので、今後の展望も見えてきた。もちろん、強いチームとの対戦は望むところではあるが、それはさらに勝ちぬいた後に取っておけばいい。まず7試合戦えるように、そして決勝進出を目指してほしい。日本チームの戦いにますます目が離せない。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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