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サッカー フットサル コラム 2019年10月30日

優しそうなヴィジュアルとは裏腹に、勝気で短気なアイマール

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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さて、アイマール監督のタスクもなかなかハードである。若手の育成に定評のあったホセ・ぺケルマン(現コロンビア代表監督)が去った後、アルゼンチンは19歳以下のレベルが徐々に下がっていった。すぐれたポテンシャルを有しながら周囲の意見に耳を貸さなかったり、一度の失敗で挫けてしまったり、才能が枯渇したわけではないが、一時に比べるとやはり見劣りする。

巧みなステップでマーカーを翻弄するエセキエル・セバ―ジョス、王様然としたたたずまいで〈フアン・ロマン・リケルメ二世〉ともいわれるマティアス・パラシオスなど、アイマール監督のチームにも何人かのスター候補性はいるが、残念ながら小粒感は否めない。

チャンスの数で上まわり、後半の大半を敵陣でプレーしたにもかかわらず、最後の詰めを誤った。後方からビルドアップする際、スペインのプレッシャーラインを無効化する工夫も足りなかった。世界大会特有の緊張感なのか、あるいはフットボール大国ならではの重圧なのか。その結果がスコアレスドローである。

試合後、アイマール監督はどのようにアドバイスしたのだろうか。昨年11月のU15南米選手権では、アシスタントコーチとしてアルゼンチンの優勝に貢献した。若者をコントロールする術は心得ている。この男、端正で優しそうなヴィジュアルとは裏腹に、大の負けず嫌いだという。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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