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サッカー フットサル コラム 2019年10月25日

両監督の思惑が絡み合ったACL準決勝。アドバンテージを生かして敵地広州で勝ち切った浦和レッズ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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こうして、攻め込まれながらも守備で耐えて、チャンスをつかんだらカウンターを仕掛け、アウェーゴールを奪って勝負を決める。それが、浦和のゲームプランだった。

そして、後半に入ってすぐの50分にその狙いが的中する。

右サイドを橋岡大樹が突破して上げたクロスに、マークする張琳凡の裏から飛び込んでフリーとなった興梠慎三がヘディングで叩き込んだのだ。

興梠のマークする相手との駆け引きのうまさによって生まれたゴールだった。

ゴールの場面だけでなく、興梠はくさびのパスを受けてポイントを作ったり、中盤に下りて守備に参加したりと獅子奮迅の大活躍。セットプレーの守備では自陣ゴール前で体を張った。今シーズンのACLでの浦和の快進撃は興梠の貢献抜きでは実現不可能だったろう。

数年前まで、興梠という選手は好不調の波が大きかったが、最近の興梠はコンスタンとに力を発揮している。興梠はすでに33歳だが、キャリアの中でも今がピークにあるのではないか。

大迫勇也がいなくなるととたんに攻撃が不安になる日本代表だが、もし、興梠本人にその気があるのなら、大迫不在の際には興梠を招集することも一つのアイディアとなるのではないか。興梠の活躍を見ていると、そんな気持ちにもさせてくれる。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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