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サッカー フットサル コラム 2019年9月8日

バスケの敗戦で思いだした日本サッカーの過去。試合をコントロールしながら、パラグアイに完勝

後藤健生コラム by 後藤 健生
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強豪相手にも善戦はできるが、ゲームはコントロールされている。互角の相手にもミスが生じ、最後は疲労で足が止まってしまう……。

バスケットの場合は、ワールドカップ(旧世界選手権)初出場というわけではないが、「待望のプロリーグが始まってすぐ。人気上昇中」という点で、僕はあのフランス大会の頃を思い出してしまったのだ。

当時のサッカーの日本代表は、どんな相手にも90分つねに全力フルパワーで戦わなければならなかった。そうやって戦えば、押し気味の時間帯を作ることもできる。だが、結局は勝負所で仕掛けられて、最後は呆気なくエースに決められ、そして疲労が蓄積してミスが増えていく。

力不足、あるいは経験不足が原因だ。

それから、20年が経過してサッカーの日本代表はすっかり成長を遂げた。

バスケットの日本代表が上海でアメリカと戦った同じ晩、サッカーの日本代表はパラグアイと対戦し、2対0で完勝して見せた。

パラグアイは、これまでも互角に近い戦績を残している相手だ。ワールドカップのラウンド16で対戦し、互いに守りを固めた我慢比べの末に0対0で引き分け、PK戦でパラグアイが準々決勝に進んだこともあった。2010年南アフリカ大会でのことだ。

だから、2点差の勝利に驚くこともないし、3点目が奪えなかったといった反省点もあるだろうが、完勝と言っていいゲームだった。

僕が驚いたのは、ゲーム・コントロールの部分だった。

パラグアイが長距離移動の後で動きのキレがなかったことは事実だが、日本の選手もヨーロッパからの移動の後だった(この日の先発11人のうち、国内組は橋本拳人1人)。コンディションを考えれば、90分間フルパワーで戦うことは不可能だ。そこで、彼らは90分の流れを計算しながら試合を進めた。

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