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サッカー フットサル コラム 2019年9月6日

2-0で浮かれてはいけないが、いい形で2次予選を迎える

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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23分、大迫勇也のシュートはポストをなめながら、パラグアイGKロベルト・フェルナンデスのニアを抜いた。長友佑都のクロスがパラグアイDFにディフレクトしていたため、合わせるのは難しいハーフボレー。しかし大迫は一切ためわらず、左足を振り抜いた。30分、南野拓実も簡単ではないシュートを決めた。フリーとはいえ、不規則なバウントでボールが南野に渡った。焦ると足首に当てて打ち上げるか、あるいは空振るか。大観衆のため息を誘うシーンはよくみかけるが、南野は冷静に右足で合わせた。2-0。日本は申し分ないかたちで前半を終えた。

2点のアドバンテージで後半を迎えた日本は、時計の進め方を意識しているようだった。ラインを崩さず、攻撃はリスクを最小限に抑えている。「1点でも多く」との指摘は聞こえてくるものの、パラグアイを相手に試合のたたみ方をテストできたのだから、ゲームプランとしては十分にうなずける。2次予選の開幕は9月10日だ。無理なチャンレンジでケガでもしたら元も子もない。

かつて長友が、「タイトルがかかっていない場合、諸外国の選手は手を抜く」と語っていたように、今回のパラグアイは歯ごたえがなかった。湿度85%や長距離移動で、ベストコンディションにはほど遠かったように映った。2-0でも浮かれてはいけない。しかし、勝ちは勝ちである。負けて2次予選を迎えるよりはるかにいい。

さて、中島翔也にひと言だけ。本人も反省しているので、大きな問題にならないだろうが、前半終了間際のリフティングは慎もう。世界には荒くれが数多く存在する。いつか大けがするぞ。挑発もほどほどに。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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