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サッカー フットサル コラム 2019年7月30日

Fリーグ王者、名古屋を追うバサジィ大分。戦略性の高いその戦術は、サッカー・ファンにも分かりやすい

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ピッチ全面を使ってポゼッション率を高めて、完全にゲームを支配しようというのが名古屋のコンセプトであるなら、大分の方は相手にボールを持たれる時間は長くても、まず自陣に選手を配して数的優位を作って守ったうえで、前線にポイントを作り、すぐにサポートに入って厚みのある攻撃を繰り出そうとしている。言うならば、非常に戦略性の高い戦い方であるように思える。

実際、大分が名古屋を破った試合でもシュート数は31本対26本と名古屋が上回っている。

今季のFリーグのキャッチコピーは「最強の5人制フットボール」である。「フットサルはフットボールである」という宣言なのだろう。ただ、Fリーグが、「フットボール」という言葉を使ったことについては、フットサル・ファンの間で物議を醸したとも聞く。

しかし、僕はフットサルというのは、完全にサッカーの一種だと思っている。技術面でも、戦術面でもサッカーとの共通点は多く、サッカーに詳しい人であれば、フットサルは初めて見てもすぐに理解出来るはずだ。サッカー・ファンを会場に呼び、フットサル熱を少しでも高めるためには「5人制フットボール」を唄うのは正しいことだと思う。

そして、人数が5人でピッチも狭いフットサルの方が、両チームの戦術や試合の流れが分かりやすいようにも感じる。

その意味では、はっきりしたコンセプトを持ち、戦略に基づいて戦うバサジィ大分の戦い方には注目したい。

8月に入って最初の週末には、やはり立川・府中のホームでバサジィ大分戦がある。立川・府中という同じ相手に対して、大分がどんな戦いをするのか。やはり観戦に行ってみたいと思っている。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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