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サッカー フットサル コラム 2019年7月30日

Fリーグ王者、名古屋を追うバサジィ大分。戦略性の高いその戦術は、サッカー・ファンにも分かりやすい

後藤健生コラム by 後藤 健生
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しかし、なかなかシュートが枠を捉えず、また立川・府中のGKの田中俊則の好守もあってゴールを割ることができないでいると、7分21秒には、DFの集中が欠けたところを衝かれて立川・府中に先制を許してしまった。

先制された約30秒後に同点に追いついたのはさすがだったが、結局、前半は同点のまま終了。後半も開始直後の21分06秒に速いパスで相手DFを揺さぶって、最後は西谷良介が決めてリードしたものの、その後は再び膠着状態となってしまった。名古屋からすれば、かなり苦しい戦いだったことだろう。

だが27分台にCKから2点を追加して勝負を決めると、あとは攻め急がずに時計の針を進め、さらにヴァルチーニョとラファの追加点も決まって、苦労はしたものの、結果的には名古屋の順当勝ちとなった。

昨シーズンまで、名古屋相手には立川・府中が善戦することが多かったが、苦しみながらも確実に勝点3を獲得した試合を見ると、「今年も、やはり名古屋が強そうだな」という印象を受けた。

とくに、冒頭でも述べた通り、ピッチ全面に選手を配置して、しっかりつないで“面”を制圧する戦いぶりは、やはりさすがに王者らしい戦い方という印象だ。昔風に言うと「横綱相撲」ということだ。

この名古屋を追っているのがバサジィ大分だ。6月に行われた最初の対戦では、名古屋を5対2のスコアで破っている。

昨シーズンは12位に終わったチームだから、今季のバサジィ大分はまさに大躍進と言っていい。今シーズンから指揮を執る伊藤雅範監督は、かつて2013/14シーズンにも大分を2位に導いている。Fリーグの名将の一人と言っていいだろう。

今シーズン、僕は大分の試合はまだペスカドーラ町田との試合だけしか見ていないが、ロングパスを使って相手陣内深いところにポイントを作るという戦術を徹底して戦っていたのが印象に残っている。

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