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サッカー フットサル コラム 2019年7月26日

ランパード体制の発足は新たな時代の幕開けだが…

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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とくにマウントは、昨シーズンもランパード監督のもとダービーで闘った。チャンピオンシップとはいえ、9ゴール・4アシストは評価していいだろう。エンゴロ・カンテ、ジョルジーニョ、ロス・バークリー、マテオ・コバチッチ、さらにルベン・ロフタス=チークなど、チェルシーの中盤はポジション争いが激しいが、ここにマウントが割って入るのではないだろうか。ボックス・トゥ・ボックスのスタイルは、現役時代のランパード監督を彷彿とさせる。

昨シーズンは16ゴール・15アシストを記録。チェルシーが挙げた全得点の49%に絡んだアザールが抜けた穴を、クリスティアン・プリシッチが埋められるはずがない。現時点で両選手を比較するのはアンフェアだ。しかし、チェルシーでやり切った者と、野心をたぎらせる若者であれば、期待できるのは後者だ。補強が禁止されているものの、本稿執筆時点で大半の主力は残留する。連携が熟成する可能性が出てきた。

マンチェスター・シティとリヴァプールは違う次元に到達した。チェルシーの現有勢力ではかなわない。しかし、トッテナムは退団する公算大のクリスティアン・エリクセンの穴を埋められるだろうか。アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドは強化が遅れている。したがってチェルシーも、そうそう悲観するまでもない。

あとはアブラモヴィッチが情熱を取り戻し、ランパード監督に3~4年を託すサポートプランを、グラノフスカヤがどのようにして実行に移すかだ。コンテ元監督を追い出した勢力はまだ残っている。彼らの意見を鵜呑みにすると、またしてもお家騒動が勃発する。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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