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組分けの結果を知らせる日本サッカー教会(JFA)のリリースには、同組に入った各国との日本代表の過去の対戦成績も記されていた。
キルギスとの対戦はこれまでに1試合のみ。2020年にホーム(豊田スタジアム)で対戦した親善試合で、日本が4対0で圧勝している。タジキスタンとはブラジル・ワールドカップ予選で対戦して、ホームでは8対0、アウェーでは4対0とやはり日本が圧勝している。
ミャンマーとの対戦成績は、5勝5分2敗となっているが、日本がミャンマー(かつてのビルマ)に苦戦していたのは遠い昔の話だ。イギリスの植民地インドの一部だったビルマでは、イギリス人の影響でサッカーが盛んで、1980年頃まではアジアのサッカー強国だったのだ。なにしろ、1920年代にはビルマ人留学生のチョウディンが日本全国の旧制中学などでサッカーを教えたことで日本のサッカーの強化が始まったという歴史もある。それまでは、いい加減にボールを蹴っていただけの日本人に、インステップキック、インサイドキックといった技術を教え、戦術を伝えたのがチョウディンだったのだ。
1980年頃までは、ビルマとはアジア大会やムルデカ大会(マレーシア)で対戦することも多く、かなりの強敵だった。ただ、その後、軍事政権の下で国際的に孤立したことなどですっかり弱体化。最近になって、ようやく復活の兆しが見えてきたところだ。
このように、チーム力を考えれば、対戦国すべてに対して日本が圧倒的な優位にあり、8戦全勝での突破も十分にありうる。
ありがたいのは、中東勢との対戦が避けられたことによって長距離移動が少なくなったことだ。とくに、日本やヨーロッパが秋から冬を迎える10月、11月に中東に遠征すると、暑さに苦しめられることがある。
キルギス、タジキスタン、モンゴルの3カ国は気象条件が似ているので、コンディショニングもやりやすくなったのではないだろうか。いずれもユーラシア大陸の中央に位置する内陸国で大陸性気候。乾燥と寒さ対策が必要となるだろう。また、海抜1000メートル前後なので、高地対策もひつようになるという点も共通している。タジキスタン遠征はすでに経験しているし、その他中央アジアへは何度も経験している。当時のデータを使えば、コンディショニングも順調に進められるだろう。
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