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サッカー フットサル コラム 2019年6月26日

イングランドの育成は順調だ。ビッグタイトルの可能性も!?

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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フォーデン

FIFA U-20 ワールドカップとトゥーロン国際は見本市である。会場にはビッグクラブの強化担当が足を運び、タレントのチェック、情報交換に余念がなかったという。FIFA U-20 ワールドカップで準優勝の韓国では、試合終盤まで高いジャンプを繰り返せるオ・セフンが注目された。トゥーロン国際の決勝でブラジルに敗れた日本からは、田中碧、椎橋慧也、相馬勇紀の3名が、高く評価されたとのニュースも飛び交っている。彼らのもとに好条件のオファーが届くのだろうか。

さて、夏の見本市はまだまだ続く。U-21ヨーロッパ選手権だ。ドイツのマルコ・リヒターは両足を巧みに使い、最終ラインとの駆け引きに長けている。ベルギーのディオン・クールスは、バックステップを踏みながらでも高い打点のヘディングが可能だ。スペインのダニ・セバージョスは決定的な仕事ができる。また、グループステージで敗れたイングランドも、なかなかの好チームだった。

初戦はハムザ・チョウダリーの退場とその後の意味不明な選手交代が響き、フランスに1-2の敗北。続くルーマニア戦はGKの雑なキャッチとDFのクリアミスなどが災いし、2-4で敗れた。第3戦のクロアチア戦も終始リードしながら、またしてもミスが絡んで3-3の引分け。1分2敗。イングランドはひとつも勝てず、撤退を余儀なくされた。

ただ、短いパスをスピーディーにつなぐフットボールは、実に心地がいい。その証拠に、イングランド戦が行われた会場はつねにボルテージが高かった。しかもトレント・アレクサンダー=アーノルド、ベン・チルウェル、デレ・アリ、ジェイドン・サンチョ、そしてマーカス・ラシュフォードといった、本来であれば今大会に出場資格のある選手たちを諸事情で欠きながら、である。

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