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サッカー フットサル コラム 2019年6月20日

なんとか2位通過を確保したなでしこジャパン。中5日の調整がカギ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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まあ、何位通過でも、通過さえすればいいようなものだが、3位通過になると、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)の対戦相手が優勝候補のドイツとなってしまう可能性が高かったのだ。これは、避けたかった。

グループリーグを終えて、ドイツ、フランス、アメリカが好発進に成功した。チーム力としても、この3チームが他を圧しているも明らかだ。この3チームの他で、優勝の可能性を持つのがイングランド、スペイン、オランダ、日本といったところだろうか……。

したがって、できればラウンド16ではドイツなど3か国とは当たりたくないのだ(もっとも、日本が優勝した2011年大会でも、日本はグループリーグ最終戦でイングランドに敗れて、決勝トーナメントで開催国であり前回優勝国でもあるドイツと当たったのだが、延長の末にドイツを破って快進撃がスタートしたわけだが)。

とにかく、グループリーグでの日本は、アルゼンチンに引き分けてしまい、イングランドにも完封され、グループリーグ3試合はかなり苦戦を強いられた印象が強い。

しかし、内容が上向いているのは間違いない。イングランド戦でも、シュート数は日本が上回ったし、攻撃のパターンも多かった。

そもそも、今回は初戦からコンディションが良さそうではなかった。

大会開幕直前に日本はスペインと練習試合を行ったが、その時など、明らかに日本選手の動きにキレがなかった。日本のサッカーは、男子でも、女子でも走る必要がある。走り負けていては、日本の勝機は小さい。アルゼンチンになっても、日本の選手たちの動きは戻っていなかったのだ。それで、僕はイングランド戦ではコンディションを見ていたが、この試合で後半に入った頃にキレが戻り、ドリブルやパスワークを使ってイングランドのDFをはがしていく場面も作れるようになった。

そもそも、男子のワールドカップでも同じだが、優勝を狙うチームというのは初戦にピークなど持ってこないのだ。ラウンド16が始まる頃までにピークに持って行き、それを決勝まで持続させる……。それが、強いチームのやり方だ。そして、まさに日本チームのやり方がこれだ。

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