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サッカー フットサル コラム 2019年5月31日

圧倒的な個の力よりコレクティブなサッカー。勝利への戦略に徹したチームが目立つFIFA U-20 ワールドカップ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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同じくビエルスコ・ビャワで観戦したアメリカも好チームだった。

アメリカ代表は選手の多くがアフリカ系、ヒスパニック系の混成チーム。そうした選手が、幼少期からしっかりとコーチングを受けて、じつに真面目なプレーをする。監督は、1994年ワールドカップの時の代表だったタブ・ラモスだ。

中盤の底のクリス・ダーキンがアメリカンフットボールのクォーターバックよろしく左右にパスを散らし、攻撃的な位置の2人のMFアレックス・メンデス、パクストン・ポミカルとMF3人がそれぞれ異なったタイプのパスを駆使。前線も右サイドがドリブラーのコンラッド・デラフエンテ、左がスピードとテクニックを併せ持った万能のティム・ウェア(あのジョージ・ウェアの息子)。中央に決定力のあるセバスティアン・ソトと攻撃陣が魅力的なチームだ。

こうしたハードワークを厭わず、集団で戦う強豪の中で、日本チームも守備力、結束力ではけっして劣っていない。コンディションが回復でき、故障者が戻れれば十分に戦えるはず。強豪ポルトガル、アルゼンチンとの対戦が見込まれるラウンド16に注目したい。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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