カルチョ・イタリアーノの主は手練手管。具体的なプランが…

「グアルディオラを新監督に起用するプランも存在しない」

いま、ポールポジションにはマウリツィオ・サッリが位置している。ヨーロッパリーグ決勝の結果にかかわらず、今シーズン限りでチェルシーを離れる確率が日増しに高くなってきた。監督の意見に耳を貸さない上層部に嫌気が差し、1シーズンでセリエAに戻る決意を固めたとも伝えられている。

ただ、ヨーロッパリーグを勝ち取った場合、チェルシーはサッリを慰留する。非常識な人事が横行するクラブとはいえ、さすがに解雇は考えづらい。だからこそパラティチ（前出）も、「新監督の人事はヨーロッパリーグ決勝終了後に改めて」と語ったのだろう。

さらにユベントスの最高財務責任者は、「われわれには明確なアイデアがある」とも発している。カルチョ・イタリアーノの主は手練手管である。具体的ななにかが進行している可能性が高い。はたして新監督の選択肢に、モウリーニョやヴェンゲルは含めれているのだろうか。あるいは、あっと驚く引き抜きを画策しているのだろうか。