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サッカー フットサル コラム 2019年5月24日

ストライカーに注目! Fリーグ2019/2020プレビュー

Fリーグコラム by 菊地 芳樹
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ストライカーが各チームに分散
チームを引っ張る活躍をするのは誰?

ヒーロー宣言をした名古屋に対し、他チームがどのくらい抵抗するのかという点では、各チームの点取り屋「ストライカー」を見てみると面白いと思う。チーム全体で攻守に渡って連動して試合を作っていくプレーは、もちろん大切で魅力的な部分。しかし、攻撃の最後で決めるところをしっかり決める。チームが苦しい時間帯にゴールを決めてくれる。そうしたストライカーの活躍が順位に直結しているのが、ここ数シーズンでハッキリしてきているからだ。

昨シーズン準優勝のシュライカー大阪は、得点ランキング2位になったアルトゥールの獅子奮迅の活躍があった。ただ、最後尾の守備を担いながら、そこから前線まであがってシュートを決めに行くスタイルは、体に負担がかかりすぎている。ここは前線でプレーすることの多い相井忍や、加藤未渚実の得点力も期待されるところだろう。

立川・府中アスレティックFCは2シーズン前の得点王・渡邉知晃と昨シーズン加わったジョーの2枚看板。まさにチームが苦しいときに点を取るという活躍ができる2人で、今シーズンのプレーぶりが注目される。湘南ベルマーレは、いちばんシュート力のあるエースのロドリゴが相手陣でプレーできるかどうか。昨シーズンはシュートの一つの前のラストパッサー的な役割をするシーンが多かったが、もっと前でボールに絡めれば爆発的なゴール数が期待できるし、そうなるとゴール前での得点感覚が鋭い鍛代元気の得点数も増えてくるのではないだろうか。

ペスカドーラ町田はクレパウジ・ヴィニシウスと森岡薫という、かつて得点王を獲ったことのある2人が君臨している。昨シーズンはケガやチーム事情でポジションを変えたりし、2人ともフォームを崩した感があった。それでも森岡は、先のオーシャンカップでは全4試合でゴールを挙げている。バサジィ大分は湘南から移籍した小門勇太と、大阪から戻ってきた芝野創太の両レフティーに期待。ヴィトンとレイチの両外国人も得点が計算できれば、上位が見えてくるはずだ。

チームに2人欲しいストライカー
覚醒する選手に期待

昨シーズン下位だったチームは、こうしたストライカーがいないか、1人はいても2人目の点取り屋に欠けていたという事情がある。フウガドールすみだは昨シーズンのチーム内トップは宮崎曉の12点。大分からピヴォの上福元俊哉が加わったが、他のメンバーからも点取り屋に生まれ変わる選手が出てきてほしいところ。

ヴォスクオーレ仙台は昨シーズン日本人1位の得点数を挙げた堀内迪弥(全体4位25得点)、バルドラール浦安は加藤竜馬(同9位20得点)、エスポラーダ北海道には水上玄太(同6位23得点)がおり、今シーズンも活躍が期待できる。しかし、これに続いてゴールを取っていく選手が出てこないと、上位をうかがうのは大変そうだ。

ディビジョン2から昇格したボアルース長野には、昨シーズンディビジョン2で圧倒的な得点王だった田口剛志がいる。ディビジョン1相手にどのくらい活躍できるかに注目だ。今シーズン新たにメンバーで組み直されたFリーグ選抜には、磯村直樹、熊谷貫太郎、佐藤玲惟と3人のピヴォがいる。未来のFリーグを背負って立つ選手を育成する目的の若手チームの中、覚醒するかどうかを見てみよう。

菊地 芳樹

菊地 芳樹

1971年生まれ、神奈川県出身。ライター&編集者。サッカーの技術情報誌「ストライカーDX」元編集長。フットサルは競技が誕生した1990年代半ばより、日本のトップレベルを追いかけ、全国大会、Fリーグ、アジア選手権、ワールドカップなどを取材。自らも長くプレーを楽しんでいる。

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