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サッカー フットサル コラム 2019年5月13日

プレミア連覇を達成したマンCの最終節。番狂わせにも期待したのではあるが……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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この日は初夏の暖かい日差しが降り注いでいるが、こういうのどかすぎる気候も気持ちを緩ませてしまうもの。スタンドでも、「もう優勝はもらった」といった表情のサポーターが多く、そういう目で見ているからではあるが、僕は何か逆転劇が起こっても不思議ではない雰囲気を感じていた。

試合が始まっても、マンチェスター・シティのプレーにはやはりどこかに緩みが感じられた。9分には深い位置にいたアリレザ・ジャハンバフシュにパスが通り、DFの寄せが遅れてそのままシュートを打たせる場面がった。その後も、マンチェスター・シティが圧倒的なポゼッションで攻め込んでいるが、なかなか決定機を作れない。

中盤の底にいるイルカイ・ギュンドアンがうまくパスを散らし、ベルナルド・シウヴァやダビド・シルバなどが相手ゴール前に進入。さらに、ラヒーム・スターリングやリヤド・マフレズが深い位置に進入してパスを引き出して、マンチェスター・シティは論理的に攻めるのだが、なにしろブライトンは両サイドハーフも守備に戻り、4人のDFラインの前に5人のラインを作ってゴール前にバスを2台くらい並べてしまったのだ。そう簡単に攻め崩せるものではない。

そして、17分にはリバプールが先制したというニュースが届き、さらに27分にはなんとブライトンが先制ゴールを決めた。パスカル・グロスが蹴った左CKを、ワントップのグレン・マリーがヘディングで決めたのだ。さすがに、この瞬間にはグアルディオラ監督の顔にも不安の表情が浮かんだ。

しかし、幸いなことにマンチェスター・シティにはまだ60分以上の時間が残されていたのだ。そして、実際、わずか1分後にマンチェスター・シティは同点ゴールを決めてしまう。エメリク・ラポルトの縦パスをダビド・シルバがヒールでコースを変えてセルヒオ・アグエロにつなぎ、アグエロがGKの股を抜いて決めた見事なゴールだった。

もちろん、同点にしただけではまだ優勝は決まらないのだが、マンチェスター・シティにとって一番怖い状況は、なんとなく攻め込んでいるのに得点できずにスコアレスのまま時間だけが経過するという展開だった。早い時間にブライトンが先制ゴールを決めてくれたおかげで、試合が動き、マンチェスター・シティの選手たちもようやく目が覚めたようだった。38分には、リヤド・マフレズが切り返しからのシュートでCKを獲得。そのCKをマフレズ自身が蹴って飛び込んできたラポルトの頭にぴたりと合わせて、マンチェスター・シティがついに勝ち越した。

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