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サッカー フットサル コラム 2019年4月23日

VARは必要ではあるが、なにしろ時間がかかる。その分を取り返そうというのが、今年のルール改正?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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数年前にあったキックオフのルールの改正もそうだった。改正以前は、キックオフする選手がわざわざ相手陣内に短く蹴って、それをもう一人の選手がバックパスしていたのだが、そんな手間をかけずにキックオフのボールを直接後方の味方につないでもいいようになった。改正前のルール(キックオフは前方に蹴らなければいけない)は、ラグビーと同じようにキックオフのボールを相手陣内に蹴り込んでいたころの名残だった。レフェリーボールも、昔、ドロップボールと言って、レフェリーが落としたボールを両チームの選手が奪い合っていたころの名残だ。

そんな歴史的な理由によって存在していた余計で形式的なプレーをなくし、プレー時間を増やそうというのが、今回のルール改正の目的のようだ。FKの際に攻撃側の選手が壁の間に入れないようにするのも、そこで押し合いをして時間がかかるのを防ぐための改正だ。

だから、僕には、今回の改正は「VARで時間がかかるのを幾分でも帳消しにしよう」という改正のように思えたのだ。

ちなみに、日本ではこの改正は7月から適用されることになる見込み。また、5月のU20ワールドカップや6月の女子ワールドカップでも新ルールが適用されるという。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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