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サッカー フットサル コラム 2019年2月14日

世界最高のGKのひとり。ゴードン・バンクスの思い出

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ジャイルジーニョのクロスに合わせたのは、この大会で自身3度目のワールドカップ優勝を遂げることとなるペレだった。高い打点で完璧にとらえたペレのヘディング・シュートは、バンクスのポジションとは反対のファーサイドを狙ったものだった。誰もが「ゴール!」と思った。しかし、その瞬間、反転したバンクスが指先にボールを当ててCKに逃れたのだ。

シュートを放ったペレ自身を含め、ピッチ上にいた両チームの選手の多くが「何が起こったのか分からなかった」と述懐する世紀のセービングだった。

試合はジャイルジーニョのゴールでブラジルが勝ったが、両チームはともに“死の組”を突破した。

だが、1966年大会の決勝戦の再現となった西ドイツとの準々決勝を前に、バンクスは腹痛を起こして欠場してしまい、ピーター・ボネッティがイングランドのゴールを守ったが、延長戦の末に西ドイツに敗れて連覇の夢が絶たれたのだ。「バンクスさえいてくれたら……」というのが、イングランド・ファンの偽らざる思いだった(メキシコ大会では、多くの選手が腹痛を起こした)。

あの、ペレのシュートをセービングで逃れた場面もそうだったが、バンクスの特徴は何と言っても動きの俊敏性だったのではないか。

今から20年ほど前、20世紀の偉大なプレーヤーを表彰する祭典がドイツのフランクフルト近郊で行われたことがある。フランツ・ベッケンバウアーやヨハン・クライフといった大物も数多く参加した表彰式。僕も、招待されて会場を訪れ、エレベーターに乗ったら同乗したのがゴードン・バンクス夫妻だった。「今晩は」と挨拶して握手を求めると、バンクスは微笑んで小さな声で挨拶を返してくれた(イングランド北部の訛りもあって、残念ながらよく聞き取れなかったが……)。

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