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サッカー フットサル コラム 2019年2月12日

アイスホッケーのアジアリーグがなくなる?サッカーの「国際リーグ」は、なぜ存在しない?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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しかし、今回、話題にしているのは、そうではない。普通に各国で行われている国内リーグを国境を越えた形で広域化してはどうかという話だ。

アイディアは昔からあった。オランダとベルギーのリーグを統一してベネルックス・リーグにするとか、ポルトガルのエリート・クラブをスペインのリーガに加盟させるとか、ポルトガルとオランダ、ベルギーで一つのリーグを作ろうという極端なアイディアすらあった。

要するに、一か国だけでは人口や経済の規模が小さくて財政的に大国のクラブと対抗できない小国のクラブが生き残り、トップ選手の国外流出を防ぐのが目的だ。

スポーツ的にも、小さな国では優勝の可能性を持つ強豪チームが少なくて、リーグ戦の興味が失われてしまうという弊害がある。オランダだったらアヤックスとフェイノールト、PSVアイントホーフェン。ポルトガルだったらスポルティングにベンフィカ、ポルト。スコットランドだったらセルティックとレインジャーズと、優勝争いに絡めそうなのは一部のクラブだけだ(大国でも最近はメガクラブとその他のクラブの格差が広がりすぎており、だからこそエリートリーグとしての「ヨーロッパリーグ」構想が顔を出すのだが……)。

さらに、ここ30年ほどの間にヨーロッパでは国境の単位がますます細分化されている。ユーゴスラビア連邦が崩壊してしまったために、ツルヴェナ・ズヴェズダ(レッドスター=セルビア)対ディナモ・ザグレブ(クロアチア)という黄金カードが見られなくなってしまったし、もしカタルーニャが本当に独立してしまったら、レアル対バルサのクラシコも見られなくなってしまう。

それなら、やはり国境の枠を越えて「ユーゴスラビア・リーグ」を復活させた方が、リーグ戦の興味もつながるし、各国の強化にもつながるのではないか……。

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