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しかも、そのサッリからネガティブな発言が相次いでいる。頑なすぎるゲームプランが低調を招いたにもかかわらず、敗因を選手たちのモチベーション低下に責任転嫁した。当然、数人の主力は反発する。ロッカールームのムードは芳しくなく、アントニオ・コンテ体制下の晩年に似ているとの情報も伝わってきた。アザールに関してもどこか投げやりだ。
「残ってほしいけれど、移籍したいのならそうすべき」
こうした状況で週末のマンチェスター・シティ戦に勝てるのだろうか。大方の予想を覆し、前回対戦では2-0の勝利を収めたにもかかわらず、その後の9試合は5勝1分3敗。サッリの不用意な発言とメンバーの固定化が混乱と疲弊を招き、パフォーマンスが極端に低下している。前節の圧勝も、ハダースフィールドが非力だったからだ。
たしかにシティも疲れている。2月6日に行われた27節(リーグカップ決勝の影響で日程変更)のエヴァートン戦も2-0で勝ったとはいえ、試合内容は寒かった。らしくないパスミス、コントロールミスも散見し、攻守の切り替えも鈍い。しかし、監督と選手の間に溝はない。グアルディオラは時おり激しく叱責するが、みずからの非も認める。あるときは不当な報道から選手を守る。このマネジメントこそがシティの強みであり、グアルディオラの魅力でもある。
エヴァートン戦から中三日。度重なる故障に苦しんでいるバンジャマン・メンディが復帰する公算大とはいえ、シティのスケジュールは相変わらずタイトだ。チェルシーはハダースフィールド戦から中六日。体力的なアドバンテージがあるとはいえ、両チームの内情を踏まえると、やはりシティが有利だ。指揮官と選手の心が通じ合わないチェルシーが、ビッグファイトに勝てるとは思えない。
※シティ対チェルシー戦は、2月10日 (日) 深夜 00:45分から『J SPORTS 4』でライブ中継いたします。
粕谷 秀樹
ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。
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