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サッカー フットサル コラム 2019年1月27日

アジアカップでの強豪国の苦戦。「5強」体制は、もはや過去のものなのか

後藤健生コラム by 後藤 健生
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1993年のアメリカ・ワールドカップ予選、つまりあの「ドーハの悲劇」のあった大会では日本は3位に入ったが、ワールドカップ出場権獲得を逃した。当時、アジア枠はたったの2つだったのだ。サウジアラビアが1位でワールドカップ出場を決め、韓国が2位。日本が3位で4位がイラン。つまり、当時の「4強」が上位を独占した。

そして、次のフランス・ワールドカップ予選では韓国とサウジアラビアが各グループ首位で予選突破を決め、ジョホールバルで行われた第3代表決定戦で日本がイランに勝ってワールドカップ初出場を決めたのだ(4位となったイランも、その後、オセアニア代表だったオーストリアを破ってフランス行きを決めた)。つまり、4年前のドーハでの予選と順位まで一緒だったわけだ。日本が出場権を獲得できたのは、ワールドカップの出場国数が1998年のフランス大会から32に拡大され、アジアにも3・5の枠が与えられたからにすぎなかった。

その後も、アジアでは「4強」(2007年以降は「5強」)がワールドカップ出場枠を独占し続ける。

「5強」でワールドカップ出場を逃したのは、2010年南アフリカ大会のイランと2014年ブラジル大会のサウジアラビアだけであり、2018年のロシア大会には見事に「5強」が顔をそろえてアジア代表として出場している。

ところが、この間に行われたアジアカップでは必ずしも「5強」の独占というわけではなかった。さすがに、「5強」以外で優勝を遂げたのは2007年の東南アジア共同開催の大会でイラクが決勝でサウジアラビアを破って優勝した時だけで、他の大会は「5強」が優勝している。ただ、「5強」がベスト4に勝ち残れなかったこともかなりあるのだ(たとえば、2015年大会の日本は準々決勝でUAEにPK戦で敗れて、ベスト4の座を逃している)。

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