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サッカー フットサル コラム 2018年12月6日

新監督の戦い方が身に着いてきたアーセナル。ノース・ロンドンダービーに快勝して次のステージへ

後藤健生コラム by 後藤 健生
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56分にはベジェリンからの長いパスを、交代で入ったアーロン・ラムジーが落として、オバメヤンがボックスの外から思い切ってシュートして早くも同点となる。

ラムジーは、その後も敵陣の深い位置でポイントを作って何度もチャンスを演出した。そして、終盤に入った75分と77分にアーセナルはさらに2点を追加して再逆転に成功するが、その2点ともラムジーが起点となったのだ。

再逆転劇を導いたのが監督の勇気ある采配によるものだったのだ。ウナイ・エミリ監督のあの満足げなドヤ顔も当然のことと頷ける。

圧倒したゲームの入り方から、早々と先制したものの、守備のミスと誤審(?)によるPKで逆転され、それを監督の采配によって再び盛り返して再逆転……。ホームの6万人のサポーターを満足させるに足る内容の試合だった。

そして、パスをつないでビルドアップを図ったかつてのヴェンゲル時代とは違って、前へ前へと早く展開し、スピードボールで素早く左右に展開する速い攻撃も新しいアーセナルの魅力として定着し始めた。

勝点3を追加したアーセナルはこれで公式戦19試合無敗。リーグ戦でもトッテナムと勝点で並び、得失点差で上回って4位と順位を上げた。前半に露呈したようなセットプレーの場面を含む守備の不安定さが解決できれば、さらに上の順位を狙うことも可能だろう。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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