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サッカー フットサル コラム 2018年9月21日

小さな課題をすぐに解決 リヴァプール、まだしばらくはトップを走る?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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本来なら、このリヴァプール戦からトッテナムはかねて建設中だった新スタジアムが使用できるはずだった。ところが、安全上の問題で開場が延期となり、昨シーズンからトッテナムが仮の本拠地として使用していたウェンブリーでの開催となったのだ。だが、ウェンブリーの芝生はサッカー場というよりラグビー場のように、芝目が長めでボールが走れなかったのだ。

もちろん、コンディションは両チーム同じだとはいえ、リヴァプールの方がよりスピードを重視するスタイルだし、なにしろトッテナムはそれなりに準備ができているはずで、影響は間違いなくリヴァプールの方が大きかった。

また、トッテナムはリヴァプールのスピードを警戒し、中盤でリヴァプールのスピードを殺し、また、自分たちの攻撃の局面でもスピードを抑制し、試合のリズムが上がらないような戦い方を選択してきた。

つまり、完勝はしたものの、トッテナム戦ではかなりの課題があったように僕には思えたのだ。ところが、チャンピオンズリーグのPSG戦では、アンフィールドに帰ったリヴァプールが完璧なゲームの入り方を見せた。

トップのアタッカーだけでなく、両サイドをワイドに使い、また、3トップとMF、最終ラインとMFの間のスペースも消し、全体をコンパクトにして戦うことができていた。選手間の距離もしっかり保たれ、おかげで高い位置でボールを奪った瞬間に常に複数のパスコースができていたから、即座にショートカウンターを発動できるというわけだ。

また、攻撃力を誇る3トップも厭うことなく走り、前線から守備をするし、ジョーダン・ヘンダーソンやジェイムズ・ミルナーが巧みな守備でPSGの攻撃の芽をすべて刈り取ってしまった。

押し込んだ展開の中でなかなか得点ができなかったが、前半の30分に左クロスをベンチスタートのフィルミーノに変わってトップに入っていたダニエル・スタリッジが決めて先制。さらに、6分後にはサラーが持ち込んだボールを受けたワイナルドゥムがファウルを誘ってPKを獲得。ミルナーが決めて2点を先行した。直後にトーマス・ムニエに1点を返され、さらに終盤にはネイマールに持ち込まれ、キリアン・ムバッペに同点ゴールを許して同点とされてしまったが、最後は後半の途中から入っていたフィルミーノが確度のないところから決めて、劇的な勝利をもぎ取った。

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