人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2018年9月15日

フィリップ・トルシエの思い出 日本人監督だと安心に思える理由とは……

後藤健生コラム by 後藤 健生
  • Line

日本代表は、4年後を見通して、森保一を監督に迎えた。森保であれば、選手時代からさんざん見ている人物だ。サンフレッチェ広島でどんなチームを作ったのかも知っているし、何度も話をしたことがある。

その森保監督の初陣となったコスタリカ戦は、あまり「森保色」の濃い試合ではなかった。選手が慣れ親しんでいる4-2-3-1の並びで、選手たちにはまだ細かい戦術的な指示は与えず、「それぞれ自分の特徴を発揮するように」と働きかけての試合だった。

それで、選手たちが力を発揮してコスタリカに完勝した。  だが、これがどういうやり方をするか知らない外国人監督だったら、「なんだ、何も仕事をしていないではないか!」と不安にかられたことだろう。

日本人監督だと「なぜか安心」と思えるのはこのためなのだろう。  しかし、やり方を知っているからということで、見る眼が甘くなってはいけないだろう。ザッケローニの時には、なんとなく「知っている人だから」という安心感があって、批判的な目でみることができなかった。

森保一は気配りもできる、素晴らしい指導者、素晴らしい人物だ。だが、代表監督となった以上は、こちらも緊張感を持って批判的に見ていかなければならないのだろう……。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ