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そのメジャーリーグで大谷がパワーで相手投手を圧倒し、テニスでは大坂なおみがセリーナをパワーでねじ伏せてしまったのだ。さらに言えば、陸上競技のスプリント系種目では圧倒的にアフリカ系が優位にあるが、日本の4×100メートル・リレーチームは「バトンパス」の技術を武器に、今やオリンピックや世界陸上でメダルの常連になっている。 こうなってくると、「日本人はフィジカルに劣る」とか「パワーでは勝負できない」と決めつけることはできない。一部の人たちが言うように、それは「コーチたちの言い訳にすぎない」のかもしれない。
そういえば、ロシア・ワールドカップでの日本代表のパフォーマンスを見ても、日本のセンターバックだって、コロンビアやコートジボワールに決して引けを取っていたわけではなかった。
もちろん、日本人選手のストロングポイントがテクニックや俊敏性、集団で戦うメンタリティーにある。だから、「パス・サッカー」こそ日本が目指す方向性であることは間違いない。野球で言えば、「足を使う攻撃」が武器になるのだろう。
だが、パワーに勝る選手を発掘し、また育成していけば、けっして「パワーでは劣る」と決めつける必要はないはずだ。その部分で劣位に立たされなければ、日本人選手の俊敏性は、今まで以上の大きな武器になるはずだ……。
後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授
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