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サッカー フットサル コラム 2018年8月28日

素晴らしい内容でU-20W杯を制した日本 安定したCBなど、従来の日本のイメージを変えた

後藤健生コラム by 後藤 健生
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とくに、ドイツとの準々決勝(3対1)などはすべての面で完勝。むしろ、「どうして3点しか取れなかったのか?」と思わせるほどの内容だった。 2011年に澤穂希さんたちのチームが優勝した時は、ドイツ戦も決勝のアメリカ戦も、完全に相手に支配されたゲームだった。持ち前の粘りで耐えに耐えての勝利。とくに決勝戦などは2度もリードを許しながら、追いついての奇跡のような勝利(PK勝ち)だった。

それが、今回のU-20ワールドカップではグループリーグでスペインに敗れた以外は、しっかりと点差をつけての勝利で勝ち取った優勝だった(6試合で15得点、3失点)。 さらに、従来、日本の弱点と思われていた部分がしっかりと改善されていたことも特筆すべきことだろう。目に付いたのは、何と言っても大会6試合を通じて3失点に抑えたDF陣、とくにセンターバック(CB)の安定感だった。

CBコンビは主将でもある南萌華と高橋はなの2人。個の強さと精神的な落ち着きが強みだった。チャレンジ&カバーの関係性が良いのは、2人が浦和レッズ・レディース所属のチームメートだったからなのかもしれない。同様に、たとえば右サイドで日テレ・ベレーザ所属の宮川麻都と宮澤ひなたを起用するなど、各所でクラブでのコンビネーションを生かしたあたりも、代表のチーム作りとしてはオーソドックスな方法だった(選手の過半数が海外クラブ所属の男子代表では不可能な方法だが……)。

CBの話題に戻れば、南萌花はFIFAのテクニカル・スタディ・グループからブロンズボール賞(MVP3位)に選出された。ゴールデンボール賞には6ゴールで得点王となったスペインのパトリシア・ギハーロ、シルバーボール賞には5ゴールを決めた日本の宝田沙織が選ばれたように、この種の賞ではFWの受賞が多く、DFの受賞は珍しい。南のDFとしてのパフォーマンスはそれほど高く評価されたのだ。

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