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サッカー フットサル コラム 2018年8月21日

味方の退場で生まれた広いスペースを利用 自分のプレーをアピールできた武藤のこれからの注目

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ホームのカーディフが、1人少ないニューカッスルを相手に勝点3を狙って前がかりになったこともあって、ニューカッスルの前線のホセルと武藤の前には大きなスペースが生まれた。そう考えると、ヘイデンの退場は、武藤にとってはむしろラッキーだったのかもしれない。武藤の武器はキレのあるランニングである。マインツ時代も、サイドアタッカーの位置からゴール前までダイアゴナルな動きでDFラインの裏に走り抜けるプレーが際立っていた。

長い距離を走ってスピードを競わせたら、おそらくプレミアリーグには武藤以上の足を持った選手はいくらでもいるはずだが、スタート直後の初速の速さは武藤独特のものではないだろうか。しかも、キレのあるスタートを繰り返すことで、とても目に付きやすい動きになるのだ。「分かりやすい」動きをすることの利点は、ボールを持っている味方の目に付きやすいことだ。前線で走り出した武藤のことが味方にとって見やすければ見やすいほど、当然、パスが集まってくる。

ただし、「分かりやすい」動きをすれば、当然、相手のDFにも武藤が動き出したことをいち早く察知されることになる。キレのある動き出しは武藤の武器なのだが、その武器をさらに進化させるためには、相手DFとの駆け引きの質をさらに上げていく必要があるのだろう。

実際、前方に広大なスペースができたカーディフ戦で、武藤はキレのある動きを何回も見せており、味方が後方でボールを奪った瞬間に武藤が動き出し、「あ、ここでパスが来れば」と思わせた場面も何回もあった。

ただ、実際になかなかパスが出てこなかったのも事実なのだが、このあたりは合流から間もない武藤の動き出しの特徴を味方の選手が十分に理解していないからと理解していいのだろう。実戦で何度もプレーして、武藤の動きを味方に覚えてもらう必要があるのだ。

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