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サッカー フットサル コラム 2018年7月31日

多数の選手が合流が遅れるはず プレミアリーグ開幕直後はW杯の影響に注目

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そして、そのベルギーではエデン・アザール(チェルシー)やケヴィン・デブライネ(マンチェスター・シティ)をはじめプレミアリーグ所属の選手が数多く活躍していた。いや、レギュラーの大半はプレミア所属の選手だったのだ。 さらに、優勝したフランスにもGKのユーゴ・ロリス(トッテナム)、MFのエンゴロ・カンテやFWのオリビエ・ジルー(チェルシー)などプレミアリーグ所属の選手が5人いた。

つまり、ベスト4に入り、7月14日、15日まで代表に拘束されていた選手だけでも、プレミアリーグ所属の選手は40人もいたのである(準優勝のクロアチアでは、プレミアリーグ所属はDFNデヤン・ロヴレン=リヴァプールのみ)。 たとえば、トッテナム・ホットスパーの場合、イングランド代表に5人が招集されており、それに加えてベルギーに3人、フランスに1人の合計9人がワールドカップで7月半ばまで戦っていた。

マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドからも合計7人ずつ、チェルシーからは6人の選手が、ベスト4に進出しているが、これだけの人数の合流が遅れるとすればチーム作りは思うように進められないはずだ。しかも、こうした選手たちが合流するころには、強豪クラブは「インターナショナル・チャンピオンズカップ」で北米やアジアに遠征しているのだ。長距離移動を伴って短い間隔で日程が組まれているのでは、新シーズンに向けた戦術の確認などを行う時間も限られてしまう。

いずれにしても、ワールドカップの影響によって、プレミアリーグ開幕直後には、強豪国はコンディションを上げ切っていないことが予想される。一方でワールドカップとは縁の遠い中堅以下のクラブにとっては、ビッグクラブを食う大きなチャンスとなるだろう。 つまり、開幕直後には、サプライズが起こる可能性が高いのだ。注目したい。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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