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サッカー フットサル コラム 2018年7月31日

多数の選手が合流が遅れるはず プレミアリーグ開幕直後はW杯の影響に注目

後藤健生コラム by 後藤 健生
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当時と現代とでは、状況は大きく変わっている。 一番の変化は、ボスマン判決の結果、選手の移動の自由が確立し、ヨーロッパ各国では外国人選手枠が(少なくともEU国籍の選手に関しては)撤廃されたことだ。今ではどこのクラブも多国籍化している。だから、ワールドカップを戦った選手に疲労が残っていてもクラブへの影響は分散するから、あの時のミランのようなことは起こりにくくなっているのだ。たとえば、スペインがワールドカップの決勝まで戦ったとしても、レアル・マドリードにも、バルセロナにもスペイン国籍以外の選手がたくさんいるので、影響は軽減される。

ところが、今年のワールドカップはイングランドの強豪クラブにかなりの影響を与えそうなのだ。 なにしろ、イングランド代表が準決勝進出と大躍進を遂げ、そのイングランド代表は今の時代には珍しく全23選手がイングランド・プレミアリーグのクラブに所属していたのだ。たとえば、トッテナム・ホットスパーからは得点王に輝いたハリー・ケインやデレ・アリなど5人が選出されている。イングランドは7月14日の3位決定戦まで戦っており、それから休暇を取ればこうしたイングランド代表選手たちがクラブに合流できるのは7月下旬以降になる。それから開幕に向けてコンディションを上げなければならないし、チーム内でのコンビネーションの確認なども遅れることになる。

さらに、影響はイングランド代表選手だけに留まらない。財政力の高いイングランドの強豪クラブは世界のトップクラスの選手を何人も抱えているのだ。そういった外国籍プレーヤーは、ワールドカップでは各国代表としてプレーすることになる。

今年のワールドカップで躍進を遂げたチームのひとつがベルギー代表だ。あの日本代表との大激戦をはじめ、ブラジルを破った準々決勝。そして、フランスとハイレベルの鍔迫り合いを演じた準決勝と、ベルギーの試合は面白い試合の連続だった。

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