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サッカー フットサル コラム 2018年7月2日

日本史上初の8強のカギはルカク封じ。プレミア経験値の全てを凝縮させたい吉田麻也

元川悦子コラム by 元川 悦子
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そういう展開に追い込んだらこっちのもの。24日のセネガル戦(エカテリンブルク)では2度のリードを許しながら2回追いついて勝ち点1を確保できたが、ベルギー戦でその再現は難しいと覚悟して、まずは相手に先手を取らせない状況をできる限り、長く持続すべく、吉田にはしっかりとしたゲームコントロールを見せてもらうしかない。

今大会に入ってからの背番号22の落ち着きと安定感は目を引くものがある。今季プレミアリーグではここぞという状況で手痛いミスを犯し、引き分けられる試合を落としたり、勝てる試合を引き分けたりするケースが何度かあったが、ロシアでの吉田はとにかく頼れる存在だ。そういうパフォーマンスができているのも、2012年夏からイングランドで高いレベルの経験値を積み重ねてきたことが大きいはずだ。

ベルギー戦に関しては、特にその財産が発揮しやすい環境にあるだけに、彼が確実にチームをリードしなければならない。「自分が守備の大きな部分を占めているというのは自覚してます。ここで勝つことができれば、日本の新たな歴史を刻める。そこは非常に大きなモチベーションになっています。8強は僕の夢。今大会最大の目標でもある」と強い決意を口にした守備の要に大きな期待を寄せつつ、2日の大一番を見てみたい。見守りたい。

代替画像

元川 悦子

もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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