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サッカー フットサル コラム 2018年6月18日

誰もが知る初戦の重要性。南アとブラジルの教訓を生かしたいベテラン主体の日本代表

元川悦子コラム by 元川 悦子
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彼と対峙した経験のある酒井宏樹(マルセイユ)は「かなりサボっているように見えて、一番大事なところには絶対にいる人。クロスの入り方とかもDFの視野から消えて虎視眈々とゴールを狙っている」といかに老獪なプレーをするかと実感している様子だ。川島にしても「つねに得点を狙っているし、ボールの出し手も彼の動きを見ているので、一瞬を狙ってくる」と嫌なところに侵入されるイメージをしている様子だ。ファルカオにいいボールを出せるハメス・ロドリゲス(バイエルン)という左の名手もいるだけに、いい位置でファールを与えてしまったらゴールに直結する覚悟を持って挑むべきだ。

さらに言うと、コロンビアのDF陣は売出中のダビンソン・サンチェス(トッテナム)など190㎝前後の長身選手がズラリと揃っている。彼らもリスタート時にはペナルティエリア内に陣取ってくるから、日本にとっては難易度が高い。普通に競り合ったら勝てないため、体を徹底的に寄せたり、複数人でマークに行くなど対策を入念に講じることも重要だ。日本の選手たちは今、ピッチ内のみならず、宿舎などでも話し合いを繰り返しているはず。その成果を最大限発揮し、失点ゼロで乗り切ることが、サプライズを起こすカギとなる。

15日のモロッコ戦(サンクトペテルブルク)を1-0で制し、アジア勢初勝利を挙げたイランも前線からのハードワークを辞さず、献身的に守備をした結果、失点ゼロで終盤まで試合を進めて、最後に値千金の1点を手にしている。そういった戦い方を見本にして、日本にも好ゲームを見せてほしいものだ。

代替画像

元川 悦子

もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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