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サッカー フットサル コラム 2018年6月6日

ロシア大会は最後の古典的な大会 ワールドカップ観戦の楽しみとは……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ロシア大会だってそうだ。モスクワやサンクトペテルブルク、カザンといった観光地だけでなく、ニジニ・ノブゴロド、サマラといったヴォルガ川沿いの工業都市。ウラル地方の中心都市エカテリンブルクといった都市まで行く機会というのは滅多にないはずだ。 1か月、そうやって各地を旅して回れば、現地の人たちとの温かい交流(あるいは醜い諍い)もある。そうやって、「その国」をしっかり体感できるわけだ(今回のロシアも、日本代表の試合会場がサランスクとかエカテリンブルクといった地方都市ばかりになったおかげで、カリーニングラード以外の全11都市を巡る日程となってしまった)。

若いサッカー・ファンは、もしかしたら「チャンピオンズリーグの方がレベルが高いのに……」と思っているかもしれない。あるいは、ワールドカップというのは日本代表が世界に挑戦する大会と認識されているのかもしれない。だが、かつてはワールドカップというのは、本当に世界最高峰の大会であり、また、ある国を1か月旅して回る4年に一度のビッグイベントだったのだ。 商業主義が進んで、ワールドカップは今ではどの試合もチケットが売り切れ、チケットを持っていないファンも「ファンゾーン」に集まって楽しむお祭りとなった。一方で、試合の技術的、戦術的水準から言えば、チャンピオンズリーグの方が明らかに上になってしまった。

2022年のワールドカップはカタールで開催される。ほとんどの試合が首都ドーハで行われるわけだ。「その国に1か月滞在して旅をする」という楽しみはなくなってしまう。いや、無味乾燥な高層ビルが建ち並ぶドーハに1か月間滞在するというのは、かなり窮屈な経験だろう(まして、世界中の数十万のファン、サポーターでごった返しているわけだ)。

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